5月22日金曜日はヨム・イェルシャライム(エルサレム・デー)と呼ばれる祝日でした。これは宗教祭ではなく、1967年の六日戦争後エルサレムが再統一されたことを記憶する記念祭です。ユダヤ人にとっては大きな喜びの日です。というのも、1948年5月14日にイスラエルが建国され、エルサレムという町がようやくユダヤ人の町となったのもつかの間で、その夜からはじまった周辺アラブ諸国との独立戦争のゆえにエルサレムの東側はヨルダンに占領され、エルサレム旧市街も分離壁によって二分されてしまったからです。このことによりユダヤ人は彼等にとり聖域である嘆きの壁で祈ることができなくなりました。しかし六日戦争でイスラエルが勝利したことにより旧市街の東側へもユダヤ人が入ることが許され、そこで彼等の神に祈りを捧げられるようになったのです。建国日から実に19年経ってからの聖域での宗教行為が実現したのです。
今年のヨム・イェルシャライムでは、ネタニヤフ首相が「エルサレムは常に我々のものであり、今後二度と分割されることがあってはならない。」と演説しました。これはオバマ米大統領がエルサレムに(ダビデの星ではなく)国連の旗を掲げようと政治的圧力をかけていることを意識した対抗演説とも受け取れるものです。一方、イスラエル首相に反発するアラブ系市民は市内でデモを起こしました。
祈り)エルサレムが将来どのような町になるのか、聖書のことばを記しておきます。祈りの矛先をどこに向けたらよいものか。例えば聖書のこの言葉が「エルサレムの平和を願う者たち」の祈りを導いて下さるように。
「あなた(エルサレム)を苦しめた者たちの子らは、
身をかがめてあなた(エルサレム)のところに来、
あなた(エルサレム)を侮った者どもはみな、
あなた(エルサレム)の足もとにひれ伏し、
あなた(エルサレム)を、主ヤハウェの町、
イスラエルの聖なる方のシオン、と呼ぶ。
あなた(エルサレム)は捨てられ、
憎まれ、
通り過ぎる人もなかったが、
わたし(聖書の神)はあなた(エルサレム)を永遠の誇り、
代々の喜びの町に変える。」
イザヤ書60章14〜15節
にほんブログ村
1 コメント:
Olá, dei uma passadinha para ver seu blog. muito interessante. valeu.
コメントを投稿