オバマ氏と並行してイスラエルの今週の記事に顔を出しているのが、ジミー・カーター元米大統領。
去る16日(火)、カーター氏はガザ地区を訪れ、ハマス指導者たちと会談をしました。その際、イスラエルのガザ封鎖を非難し、ハマス[イスラム原理主義のテロ組織]を米国のテロ組織リストから外すように訴えました。ハマス側の外相、アーメド・ユーセフ氏はカーター氏はガザ市民に歓迎されていると報道陣に語り、彼の発言に対しては「(パレスチナ)市民は、これが歴史的な訪問だと喜んでいる。」と加えました。
イスラエルはオバマ政権への不安を募らせつつ、裏方で活動しているカーター氏の国際世論に与える影響にさらに苦しんでいます。このカーター氏は2007年にイスラエル政権はアパルトヘイトだと非難した人物として知られています。今後のネタニヤフ政権次第ではカーター氏の”パレスチナ国建国運動”と”イスラエルたたき”は勢いを増していきそうです。
祈り)パレスチナ側とイスラエル側のどちらの地域がより民主的で、多民族に開かれ、多言語による報道の自由があるのか。アパルトヘイト、差別、第2のホロコースト加害者などとユダヤ人にレッテルを貼る政治家や一般市民が多数いますが、彼等の声が当然かのように世間に響き渡ることがないようにお祈り下さい。彼等に正しい判断力と他者への思いやりが加わることをひたすらに願います。
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