イスラエルでは2月10日(火)総選挙が行われ、オルメルト現首相に代わり、新しい首相(第13代目)が選出されます。
イスラエルは対レバノン、シリア、ヨルダン、エジプト、イランとの関係、国内のイスラエル国籍を持つアラブ人(現在人口710万人中2割がアラブ系と言われています)との複雑な社会問題、深刻な水不足、ひろがる格差社会と教育問題、エルサレム分割案、ゴラン高原返還など、抱える問題は山積みです。これに対して新首相に求められるものはあまりにも大きく、国民はどの側面をみて投票するか迷っているようです。
現首相は、2006年に第2次レバノン戦争において失敗したことや昨年の汚職スキャンダルもあり、昨年末から政府は分裂し、国民の支持をすでに失っています。
今週の候補にあがっている中心人物は、支持率の高い順から以下の通りです。
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ベニヤミン・ネタニヤフ氏:右派政党リクード党。第9代元首相。イランの核武装に対しては教鞭な立場をとり、シリアとの和平交渉のためにゴラン高原を手放すことやエルサレム東西分割案については反対すると約束している。
チッピ・リブニ氏:現首相と同党のカディーマ党で、現外務大臣。女性ながら国防軍や特殊工作機関(モサド)の経験を持つ。彼女はアリエル・シャロン元第11首相から信頼されており、彼が任期中、脳卒中で倒れた際に、現職の外務大臣の地位についた。不人気のオルメルト現大統領を強く批判し、高い支持を得ている。
エフード・バラック氏:労働党党首で、現国防相。第10代元首相。1972年のミュンヘンオリンピックで、PLO幹部によってイスラエル選手たちが殺害されるというテロ事件があったが、当時イスラエル国防軍の特殊部隊だった彼は、この時、女装してPLO幹部に勇敢にも接触し、ユダヤ人選手殺害に関与したテロリスト3名を暗殺するのに成功している。
祈り)今週の選挙でふさわしい指導者が選ばれるようにお祈りください。
2009年2月7日土曜日
2月10日(火)イスラエル国政選挙
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