2009年11月6日金曜日

アラブ語版「アンネの日記」出版に向けて

世界的ベストセラー「アンネの日記」の新しいアラブ語版がレバノン国で出版されました。しかし同国内のテロ組織ヒズボラが反発し、レバノン政府に出版関係者の逮捕を要求しています。またこの本は、ファーシー語(別称ペルシャ語:イラン、アフガニスタン、ウズベキスタン、タジキスタンで話されている言語)にも訳されて、同時出版されました。

『アンネの日記』を知らない人はいないと思いますが、彼女の生涯やホロコースト史を詳しく知りたい方のために下記にリンクを貼っておきます。
・ウィキペディア「アンネの日記」
「アンネの日記」とユダヤ人虐殺:ホロコースト
・ウィキペディア「アンネ・フランクの家」

祈り)ホロコースト否定論がまかり通ると、およそどの民族間にも存在する妬みの感情や敵対心に対して、世界は制御できなくなります。ですからイスラム教圏内にホロコースト史を語る学校が少ないといわれる中で、こうして発行されたアラブ語版「アンネの日記」が普及し、読まれていきますように。

参考記事)11月4日付け、ハアレツ紙

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2 コメント:

匿名 さんのコメント...

sunny&Kさま
初めてコメントします。夫の仕事の関係でアメリカに在住する日本人です。
”宗教”のため、それぞれの立場・主張によって争いや、これら多くの事件が起こるのを、「愛なる神」はどれほど悲しんでおられるかと心が痛みます。祈ることしかできませんが、祈りも多く積まれれば、やがては世界を変えることをヴィジョンとしています。Ruth

sunny+K さんのコメント...

この記事をアップした直後、ヒズボラはレバノン国にあるいくつかの英語学校で配布され読まれている「アンネの日記」の一斉排除を始めました。11月10日付のエルサレム・ポスト記事:http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1257770024277&pagename=JPArticle%2FShowFull
今日レバノン政府の官僚にもヒズボラ幹部が入っているため、この始まりつつあるホロコースト関係文書排除運動を政府が制することは難しいでしょう。

Ruthさん、メールをありがとうございました。その心の痛みと祈りが神様に届きますように。国連にも届くと良いのですが。。。


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