2010年1月16日土曜日

死海写本は誰のもの?

【1 Shevat, 5770】まずは1月11日付けのAPF通信のニュースから。


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【1月12日 AFP】ヨルダン政府が、カナダで展示されていた死海文書Dead Sea Scrolls)について、イスラエルが1967年の6日間戦争(第3次中東戦争)の際に「強奪」したものだとして、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)に苦情申し立てを行っていたことが分かった。ヨルダン政府関係者が11日、明らかにした。

ヨルダン側は、イスラエルが1967年に東エルサレムを占領した際、当時ヨルダンが管理していたパレスチナ博物館(
Palestinian Museum)から死海文書などの文化財を持ち去ったと主張。死海文書の所有者がヨルダンであることを証明する法的文書を所持しているという。

1949年以降、東エルサレムはヨルダンの統治下にあったが、1967年の6日間戦争でイスラエルが占領。国際社会の承認がないまま、東エルサレム併合を宣言した。その後、ヨルダンとイスラエルは1994年に平和条約を締結している。
(c)AFP 
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これに対しイスラエル外務省代表のイガル・パルマー(Yigal Palmor)は、ヨルダン国の要求は「実に馬鹿げている」と一蹴しました。その理由として、死海写本はユダヤ教の宗教と文化と歴史とに関する文書で、ヨルダンの国民とは全く無関係の文書だからというもの。全くごもっともです。


ヨルダンにとっては、ここ数年の世界各地で開催される死海文書展が目障りなのでしょうか。この文書をどの民族がそもそも保有すべきかは明白だと思うのですが‥。イスラエルが横奪したって?


祈り)もし遺産相続の主張に嫉妬心があるなら、それらが除かれますように。
関連文書)1月13日付けIsraelNationalNews.Com


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