2009年2月14日土曜日

選挙結果

去る火曜日に、イスラエル新首相を決める国政選挙が行われました。その投票の結果、ベニヤミン・ネタニヤフ氏とチッピ・リブニ氏が僅差だったため、どちらが首相になるかはまだ決められない状態です。今回の選挙で、国会の120議席中、リクード党を含む右派数党が過半数(左派56議席に対して右派64議席)を取る結果となりました。一方、チッピ・リブニ氏所属のカディーマ党は、120中29議席を獲得して第一党になったものの、右派のリクード党は28議席、そして政策面では異なれど、右派のイスラエル・ベイテイヌ党やシャス党がそれぞれ15議席11議席と議席数を増やし、彼等右派の主張に対して国民の支持が集まりました。

どちらが首相になっても、与党としては議席数が足りないので、他党との連立政権を考えなければなりません。そこで誰がどの党と組むかでイスラエル政界はもめています。

もめている背景には、対レバノン、シリア、ヨルダン、エジプト、特にイランとの外交や、エルサレム分割案、又はシリアとの和平確立の条件とされているゴラン高原返還とどう向き合うか等が問題として挙がっており、テレビなどのメディアで連日のように論争が繰り広げられています。

祈り:イスラエルは世界一外交が難しい国です。首相次第で、イスラエルの国土が削られたり、エルサレムが分割されたりしかねない状況に現在立たされています。目に見える形では首相次第であったとしても、この地にいるからこそ聖書の言葉にたより、真の救い主を求める者が更に増えますように。

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