2009年1月3日土曜日

ガザとイスラエルの関係

12月27日、イスラエル軍がガザ地区への空爆を開始してから、7日経ちました。

ガザ地区からのロケット攻撃は過去8年間、断続的に行われていました。イスラエル政府は1967年の第3次中東戦争以来、ガザ地区を管理していましたが、2000年以降、同地区内に存在したイスラム政治団体ファタハとハマスがイスラエル政府に対立し、周辺地域へのロケット攻撃を始めたのです。その後2005年にイスラエル軍はガザ地区を撤退。これにともない、同地区内の8500人のユダヤ人住民も強制退去させられる事態となりました。彼等の中には現在もまともな仕事につけず、精神的苦痛を煩い続けている者も多数います。彼等が開拓し築いた入植地に彼等はもう戻ることはないでしょう。

その後、同地区はハマスの支配化に置かれ、ガザ地区内の140万人以上のパレスチナ人(彼等はハマスに言動の自由も奪われている真の被害者です)と国境沿いのユダヤ人住民は更なる不安に怯えはじめました。
2006年にはハマスが、ユダヤ人兵士1人を拉致し、その命と引き換えにイスラエル国内に捕われているテロリストの解放交渉をイスラエル政府と始めました。

2008年6月、イスラエル政府とハマスは6ヶ月間の停戦に入ります。その停戦終了後(12月19日)は、ハマスのユダヤ人民家へのロケット攻撃はむしろ激化し、去る12月24日には1日のロケット弾の数が80発以上にもなりました。エスカレートするハマスの独裁と無差別テロに対してイスラエル政府は、攻撃を止めなければ流血の事態になるだろうと警告しました。それでもガザ地区からのロケット攻撃は止まず、イスラエル軍はガザ地区のハマス関連施設への攻撃に踏み切ったわけです。現在ハマスは報復体制に入り、毎日50発近いミサイルをイスラエルに発射しています。

1月2日現在、ハマス側に400人以上、イスラエル側に4人の死者が出ています。


祈り)今後この事態が鎮静されるかは、イスラエル軍とハマスによる更なる取り決め次第(もしあればの話ですが)、又、この両者の間を取り持ってきたアメリカと国連の介入の度合い
や方法次第です。この状態を見守る世界に、正しい情報が流れますように。当事者と仲介者に対して、人類の歴史に介入する主御自身から、神の義が更にはっきりと示されますように。

写真はガザの町です。

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