2008年12月26日金曜日

エルサレム市の郵便局:世界中からの願いと祈りを配達

ハヌカとクリスマスのこの時期、エルサレムの郵便局へは宛先不明の手紙が世界中から数千通も届きます! それらはエルサレムに送られてくる「神様への手紙」です。宛名にはバリエーションがあり、「天国」や「イエス様」へ向けられたものもあります。


毎年寄せられるこれらの手紙は、今年、その多くが旧ソビエト連邦から届きました。しかしアメリカ、中国、アルゼンチン、南アフリカなど世界の四方の国々からも届きました。

当然それらの手紙には様々な願いと祈りが込められています。それらの手紙は誰が読むのでしょうか。「受け取り人」は地上に居ないのですから、これらの手紙は差し出し人に返送したらよいのでしょうか。−−これはエルサレム郵便局ならではの毎年浮上する特別な課題です。

実際これらの手紙は、特別担当者により開封され、読まれ、セキュリティーのため差出人の名前とアドレスを除いた中の手紙だけがエルサレム神殿の嘆きの壁へと持ち運ばれます。そして、ラビ(ユダヤ教の教師)の責任によって、それらは一枚一枚壁の隙間に埋められていきます。エルサレム紙(エルサレム・ポスト25日付)の報道では、この特別作業は来週まで続くようです。

祈り)世界中のユダヤ人達が、クリスチャン達が、その他もろもろの人達がシオン(神殿のある場所)に座す神を仰ぎながら、この時期エルサレムに向けて自分たちの願いと祈りをささげます。1人1人の心を探り知る主が、世界中にいるシオンを愛する者たちの、天に向けた魂の叫びを聞きわけ、それらの者たちを来る年も最善に導いてくださいますように。

聖書のことばを記しておきます(ローマ人への手紙8章27、8節)
人の心を探り知る方は、御霊の思うところが、何であるかを知っておられる。なぜなら、御霊は、聖徒のために、神の御旨にかなう取りなしをしてくださるからである。神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにしてくださることを、私たちは知っている。

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